Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
小貫 薫; 名越 正泰*; 中島 隼人; 清水 三郎
J. Chem. Eng. Jpn., 30(2), p.359 - 362, 1997/00
被引用回数:3 パーセンタイル:35.24(Engineering, Chemical)多孔質陽極酸化アルミナ膜の表面をテトラエチルオルソシリケートの熱分解を利用した化学蒸着法により修飾した。反応は酸素共存下、380Cにて行った。得られた膜は、He及びHに対して高い選択的透過性を示した。透過速度は高温ほど増大し、He及びHの100~315Cにおける見かけの活性化エネルギーは各々12及び13kJ・molであった。315CにおけるHe及びHの透過速度は各々210及び710mol・m・s・Paであり、Nの透過速度は110mol・m・s・Pa以下であった。SEM観察、EDX及びXPS分析の結果、蒸着は細孔内部にて進行しており、蒸着物はケイ素酸化物と炭素から成ることが認められた。蒸着量は細孔表面にて最も多く、細孔内部にて緩やかに減少した。表面から約50mの深さまで蒸着物の存在が認められたが、ガス透過選択性の発現に寄与する比較的ち密な蒸着層の厚さは数m程度と考えられた。
山西 敏彦; 奥野 健二; 成瀬 雄二; 佐田 榮三*
J. Chem. Eng. Jpn., 26(1), p.1 - 6, 1993/00
被引用回数:7 パーセンタイル:51.06(Engineering, Chemical)深冷蒸留塔内の熱及び物質移動機構を考察することでHETPの塔内相流れの流量、気液の流れの状態に対する依存性を検討した。物質及び熱移動速度を層流境界相理論(拡散モデル)及びChilton-Colburnのアナロジー(アナロジーモデル)によって推算し、塔内組成分布を求め、ステージモデルによる計算値及び実験値と比較した結果、ステージモデルが実験値と最も良い一致を示した。一部のデータについては、拡散及びアナロジーモデルの計算値と一致し、この場合、HETPが分子種によって異なることが認められた。塔内の総括物質移動速度が蒸気流量に比例することで、HETPが蒸気流量に依存しないことが示された。
高松 武一郎*; 木下 正弘
J.Chem.Eng.Jpn., 18(1), p.78 - 81, 1985/00
被引用回数:5 パーセンタイル:72.5(Engineering, Chemical)先に著者らによって開発された多成分非理想系蒸留塔用のシミュレーション手法が、マーフリーの段効率を考慮できるように改良された。その改良法の高い収束安定性と大きな収束速度をいくつかの数値実験によって確認した。独立変数の初期値にかなり粗野なものを用い、何らの収束手法を適用することなしに収束解を得ることができた。
高松 武一郎*; 橋本 伊織*; 木下 正弘
J.Chem.Eng.Jpn., 17(3), p.255 - 261, 1984/00
被引用回数:8 パーセンタイル:67.11(Engineering, Chemical)非理想溶液を処理する蒸留塔あるいは反応蒸留塔に対する、1つの新しいコンピューターシミュレーション手法を開発した。各成分についての物質収支式を解く際には、トリダイヤゴナル法のアルゴリズムを用いているが、メインをなす計算ループは、巧みな手法によって塔内の液組成分布を独立変数とした多変数のニュートン・ラフソン法である。10通りの数値実験により、この手法がきわめて効率の高いものであり、種々の非理想溶液に対してすみやかに収束解を見い出してくれることを示した。また、熱収支式、多段フィード・多段サイドカット、化学反応をモデルの中に組み込むことはきわめて容易であり、収束性に何ら悪影響を及ぼさないことも実証した。
藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 柴 是行
J.Chem.Eng.Jpn., 17(3), p.327 - 329, 1984/00
被引用回数:1 パーセンタイル:33.92(Engineering, Chemical)平均粒径100,200,600mのイオン交換樹脂を充填した固定床内において希薄塩化ナトリウム水溶液をトレーサーとして半径方向混合拡散係数を測定した。レイノルズ数が0.02から0.4の範囲で、混合拡散係数は210から610cm/sの小さい値を示した。ペクレ数は、実験範囲でレイノルズ数とともに増加し、1から8の値であった。これらの実験値はクロマトグラフィによる同位体分離の操作条件に対応するものである。
木下 正弘; 橋本 伊織*; 高松 武一郎*
J.Chem.Eng.Jpn., 16(6), p.513 - 516, 1983/00
被引用回数:5 パーセンタイル:69.88(Engineering, Chemical)先に著者らが非理想性及び反応性の溶液を処理する2相蒸留計算用に開発した新しいシミュレーション手法の考え方が、蒸気相及び2液相の存在する3相蒸留計算に適用された。数値実験を行なうことにより、手法のきわめて良好な収束性を確認した。液相分離の起こる段、各相の組成分布を推定することができた。
高松 武一郎*; 橋本 伊織*; 木下 正弘
J.Chem.Eng.Jpn., 16(5), p.370 - 377, 1983/00
被引用回数:24 パーセンタイル:83.93(Engineering, Chemical)水-水素間同位体交換法を利用した多段型重水濃縮塔に対し、1つの強力なシミュレーション手法を開発した。通常の蒸留塔と比べると、本塔は、水・水蒸気・水素ガスの3つの流れが存在すること、種々の同位体交換反応が起ること、塔のコンフィギュレイションがはるかに複雑であることなどの特徴を持つ。主計算ループはニュートンラフソン法であるが、その独立変数の数をシーブトレイの数にまで巧妙に減少させてある。塔内の重水濃度がきわめて高い場合にでも適用できることが、分離係数を導入して定数扱いとする従来のシミュレーション手法にはみられない大きな利点である。